うましまのマイクラ(+α)日記

気ままにマイクラをやるブログです。たまにほかのこともやります。

戻ることない失った日々を

高校の最初の一週間は

長く、新鮮で、慌ただしいものだった

中学校の頃と違い、通学路は30倍長く、時間も相当だ

重い荷物を抱え、満員電車に揺られ、毎日がエブリデイ・アイム・シャッフリング

 

流れる雲を見上げ思い出す

1月前に去ったあの場所を

新しい居場所を持ちながらも、心はまだそこにある

大丈夫なように見えて、心の内側の見えないところに隙間ができてしまっているのかもしれない

 

あの日常を思い出す

しょうもないことで笑い合った

放課後に町を遊び歩いた

授業に笑いながら取り組んだ

毎日おはようを言い合った

 

あの日常が遠ざかる

記憶の輪郭は曖昧になっていく

僕は怖い

自分が消えてしまうようで

 

もう世界は、あの日を映していない

きっと僕は死んでしまったんだ

記憶と記憶の中で生きる僕らは、今よりも幸せそうだ

いつか忘れ去られてしまうのか

思い出だけが過ぎていくのだ

僕は死んでしまったのだろうかただ息をして待つばかりさ

泡沫に吞まれ消えゆく日を

戻ることない失った日々を

 

死んだのはあの場所で、日常がこの先も当たり前に続くと錯覚していた僕だ

もうあの場所に戻れないのに、いつまでもそれを求め続ける残像だ

今を生きてる僕が、死んだ自分に惑わされてどうする

過去の自分は、もう僕ではない

そうとでも言い聞かせないと生きられないから

自分を騙し、過去を食らって、今を攫って

歩くしかない