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高専の合格発表、
十分の番号はなかった
虚無が肌を撫でる
濁ってるみたいに
人生全部がぼやけて見えた
ああそうか
自分は未来のことなんてこれっぽっちも考えていなかったんだ
将来の不安を紛わすために
見ないふりばかりしていた未来
高専に合格するというかりそめの正解で、隠していただけだった
人生の目的を知りたい
将来の風景を知りたい
自分は何者になりたいんだ
自分は何を目標にしたいんだ
尊敬する人、カンザキイオリ、花譜、カズチャンネル、原貫太、吉田製作所
自分は目立ちたがりだ
彼らのようになりたいと願っている
自分にはだれにも負けないといえるような能力がない
それは多分誰だって同じだろう
少ない能から見つける答え
見失ったものばかりだ
叶えそこなったものばかりだ
けれど確かに心のどこか
なりたい未来がある
手を伸ばしても届かない未来ばかりかもしれない
そんな言葉じゃ止まれない
自分の唯一の誇り、失敗を恐れず、失敗に気負わないこと
この武器を最大限ふるって生きていく